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天狐の魔法の薬の作り方
皆様、神狐の国の事を覚えているだろうか。
神狐の国では、皆をまとめる主様がいる。
その主様は、天狐様である。
その天狐様は、魔法の薬を作るのがとても得意なのである。今日は、その魔法の薬の作り方を天狐様が教えてくれるらしい。
「皆様、初めまして。妾が、天狐でございます。」
天狐様は、綺麗に正座をして頭を綺麗に下げた。
「今から、魔法の薬の作り方を皆様に教えようと思います。」
すると、天狐様は色々な植物、果実を用意した。
「では、今回作る薬は皆様が幸せになる薬を作ろうかと思います。」
「まずは、植物でございます。用意するのはラベンダーというハーブでございます。この植物はリラックス効果があるのです。そしてカモミールというハーブも用意致しますこの植物もリラックス効果があるのです。」
天狐は、その植物を薬研で粉にしている。
ちなみに、薬研とは、漢方薬等を作るとき粉にするための器具である。
「次に、果実を用意致します。用意する果実は、苺、桃、さくらんぼです。何故、この三つの果実を用意するかというと、今作っている薬は飲み薬なので飲みやすいように甘酸っぱさを作っているのです。」
天狐は、その三つの果実も薬研で潰した。
「そして、今潰した二つのハーブと三つの果実を混ぜます。すると、なんと不思議、とても綺麗な淡い桃色の飲み薬が完成致しました。」
天狐は、心なしかとても得意気な顔をしている。
「これにて、妾の魔法の薬の作り方を終わります。この飲み薬はそうですね、一個しか作れなかったのですが、皆様にあげましょう。え?どうやってですか?それは勿論、小さい瓶に注いで皆様にあげます。」
天狐はとても笑顔で言った。
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