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2番は、【テクニック】です。
ショートショートを読むときに期待するのは、
「短いのに」
「感動、または驚愕、または恐怖」
ですので、グラフ化したとき、
作品の長さを横軸に、
読み手のテンションを縦軸にとったとして、
傾斜が急であるほど高得点、ということだと思います。
一番簡単な例でいくと、冒頭は平凡なのに、ラストがびっくり、ということですね。
ラスト1ページであっといわせる、泣かせる、叫ばせるもの。
これが、ショートショートの完成度の主要素です。
こちら、才能はまったく必要ありません。
必要なのは【逆算】です。
持田はこれが超苦手……頭悪いんです。
なので、一度書いてから、最後の1ページをプラスし、前半を修正しています。
日常生活でもトリセツ読まずに物を組み立てますが、完成すればOK。
3番の世界観づくりは、1・2で接戦になったときに大きく差がつくと分析しています。
「プレゼント」の回の大賞、あずみさんの「アリエンス」は応募総数400編超の大混戦のなか、独自の耽美で詩的な世界で圧勝しています。
「お菓子の声」で持田が力を入れたのもここ。
プレゼントの回で破れた悔しさを思い切りぶつけました。
具体的には
「お仕事の現場をリアルに」
「官能的表現を入れる(溶ける・あつあつ・蜜など)」。
こちら、必要なのは【語彙力】かと思います。
専門雑誌や、類語検索など、便利です♪
どこまででも磨いて行ける作家としての基礎力でもあると思います。
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