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「ククク……
そうはさせませんよ……」
突如場に響く、嘲りを多分に含んだ冷たい声。
それは老人に怨みを抱く存在の声なのか?
それとも、老人の心が生み出したものなのか……
「まあ、これを見なさい。
かつて貴方に滅ぼされた機兵師団の末裔が生み出した、攻撃型重機甲竜ドラグノフ……
……罪滅ぼしごっこがしたいのなら、ドラグノフと戦い勝ってからになさい。
断るなら、少なくとも万単位の罪なき民が死にますよ。
……貴方ははいとしか言えないのですよ。
ククク……」
老人の脳裏に浮かぶは、全身が鋼鉄で出来た有翼型重機甲竜。
老人の心は……
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