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No.1 樹木桂
ある館に、もう命幾ばくもない老人がいた。
彼の姿は人間。しかし、その真の姿は、かつてこの世界を恐怖のどん底に陥れた悪のドラゴンであった。
かつて悪名で知られた彼も、もうすぐ死ぬ。
晩年になって、彼は自らの行いを後悔していた。
できることならば、この世に何かおわびをしたい。
彼は死に向かう床の中で、必死に考えを巡らせた。
そして、妙策を思いついたのである。
「このドラゴンの力を、世界の平和のために使ってくれる人間に与えて死のう。」
と。
こうして悪のドラゴンの継承者探しが始まった、、、!
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