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特に何も考えずに集落をぐるぐる自転車で一周した。
「暑い~だけど楽しい~」途中で自転車を停めて商店で買ったさんぴん茶はなんともいえないほど美味しかった。
それから星の砂がとれるカイジ浜に行った。観光客の何人かが砂浜にしゃがみこんでいた。星の砂を探しているみたいだ。
「わたし達も探そう~」
真理子は砂浜に向い走り出した。
「真理子待って~」
「真理子ちゃんってば速いよ~」
わたしと真奈ちゃんも真理子の後を追いかけた。
目の前に見える雲がふわふわ綿菓子のように浮かんでいた。
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