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たまたま、あの人が、仕事が、休みの日だった。
インターホンの音が聞こえて、
小さい画面には、親友の田中美咲が、私と連絡が、取れなくなったので、心配して
家に、訪ねてきたのだ。
あの人は、チラッと、こちらを見ると
チィって舌打ちをすると、インターホン越しに
『はい、どちら様ですか?』
美咲が、
『あの、学生の時から、加代さんと、親しくさせていただいてます。田中と、申しますが、加代さんと、連絡が、取れなくなって、近くまで、来たので、加代さんの、顔でも、見て帰ろうと思いまして』と
多分、あの人が、いないと、思っていたけど
あの人がいて、美咲も、慌てているみたいだ。
あの人は、インターホン越しに
『妻は、具合が、悪くて、横になっております。連絡が、取れないそうですが、それは、不要になって消したのでは?お引き取りください。失礼』と
言って、切った。
あの人は、不敵な笑みを浮かべている。
美咲は、しばらくの間いたけど
帰って行った。
私は、いつまで、この地獄から、抜け出せるのだろう
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