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神は、まさしく王子の名に相応しいゲームとかであるあるの王室関係者かと疑う気品?みたいなのがある。
庶民の俺とは違う気がする。
日本人にしては白く滑らかな肌に、金に近い色味のフワリとした髪、同じ色の綺麗な形の眉。
くっきり二重瞼に金に近い睫毛の下には、黒色ではなくグレーがかった瞳が蛍光灯の光を受けて星を輝かせていた。
その瞳が今、何故か俺を見つめていた。
バランスのとれた筋の通った鼻と、笑みを湛える唇。
頬杖をついているそのポーズさえも隙がない。
オーラもある。…ように思える。
これは皆が神の容姿と優雅な動きや優しい性格を総合して『王子』と、陰でこっそりつけて呼んでいるあだ名の為でもあるのか?
いや、実際に独特のオーラがあるんだよな~。
王子というか、なんというか…。
「いや…完璧に王子だ」
俺は、無意識に呟いていた。
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