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うーん、と唸る余地もなく諦めの境地で立っていると隣からはカッカッカッと小気味の良いチョークを走らせる音がしてくる。
右隣を見ると神が綺麗な長い指でチョークを正しく持って、設問を解いている。
長身の神を俺は見上げる形でいた。
斜め下からもカッコいいとか卑怯じゃね?
普通は鼻の穴が広がって見えるとか、顔の輪郭実はイマイチとか、この角度は不細工とかさ?!
王子たる所以を垣間見た俺なのだった。
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