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2 変わらないうた
どのくらい時がたったのか
軋んでいた身体も
軋んでいるようにしか
感じなくなった
何百、何千、何万、何億
どれほどの月日が流れたのだろう
空はあの時と少しばかりか
変わったのだろうか
あいつが好きだった星達
俺の身体が消えて空気になり
空気は風になり
風は世界を回る
大地がなくなり
星もやがてなくなる
それでも俺はうたいつづける
うたえばいつだって会える
あのときの俺たちは
あのときと変わらずそこにある
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