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4大きな風車 小さな風車
今日も最初から
俺らのログを歌おう
俺らが生まれた季節、新樹の季節
俺はその国に生まれた
俺の家庭はブラフマンと呼ばれる階級
この国では使う側ブラフマン(梵)
使われる側アートマン(我)
2つしかなく、俺は幸い、幸いと言うのが良いのか
分からないが
使う側の人種だった
その階級のなかでは
けして裕福とはいえなかった
中途半端な俺自身のような
俺は大きな風車が回る土地に生まれた
病弱だった俺を笑わせようと
大人は小さな風車を俺に見せ回して見せた
期待する大人の顔を見て笑わなきゃって笑っていた
それから笑うことが苦痛になった
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