一の侍女 あやめの話
3/7
読書設定
目次
前へ
/
21ページ
次へ
意気揚々と江の御方へ橘の小枝をお渡ししたときに周囲にいた女房たちからあがった嬌声と、江の御方の困ったような、ほんのりと上気した匂いやかな笑い顔を今も忘れることはできない。江の御方は笑みをたたえたお顔のまま、 「まあ。このような……軽々しくこのようなもの受け取ってはなりませぬよ」 と厳しいお言葉とは逆の、お優しい笑顔で髪をゆるゆると撫でてくれた。
/
21ページ
最初のコメントを投稿しよう!
25人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
456(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!