あらすじ

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マレは喜んで誘いを受ける。そして、その招待はノゾミにも向けて送られたものでもあった。なぜならば双子であるノゾミにもマレと同等かそれ以上の才能が眠っていると思われ、それを自社のマイティドライブの功績によって記録を打ち立てるという思惑があったからだった。ノゾミは不安ながらに憧れだった姉と一緒に競技出来る喜びを感じ了承する。 マイティドライブを貸与され、健常者と同様の生活を送るノゾミ。 二人の時間はどんどん減っていき姉妹の関係も変化していく。 丁度同じ頃、マレは部活の成績が伸び悩み壁にぶつかり苦しむ。その気持ちは次第に歪みを帯びて最新のマイティドライブを与えられたノゾミへと向く。 一方血の滲むような努力で急成長するノゾミ。 今まで経験した事のない生き甲斐に夢中になる様子がマレをイライラさせる。 それを境に姉妹の関係はギクシャクしたものになっていく。 ノゾミはレギュラー入りが決った。しかしマレは自分の殻に閉じこもってしまう。大会初日、マレが失踪した事を知ったノゾミはマレを探しに大会を抜け出してしまう。思い出の場所でマレを発見するが両足を骨折させてしまう。 歩けないマレを今度は逆にノゾミが必死に介護する。 マレは胸のうちをノゾミに打ち明けて謝罪し、愛している事を伝える。 ノゾミも謝罪し涙でそれに応える。 ノゾミの行動で損害を受けたメーカーはノゾミを被検体から解任させようとする。 しかし、訓練した事によってノゾミは自力で歩行が可能になりかけている事を告げる。 かつてない成果にメーカーは今回の損害を水に流す事にする。     
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