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このままではまずい。
燻る苛立ちをどうにか抑えようと向かったのは喫煙スペース。
しかしここでも何かと嫌味を振り掛けてくる古柴氏にエンカウントする羽目になる。
暫しの一服も許されぬまま、せめて20時には上がれるようにとこれまでの経験とスキルを総動員して積み上げられた仕事を消化した。
…はずなのに「あ、終わってるならこっちもお願いね」と謎の追加業務が発生。
「お先に失礼します」
「あと2時間は早く帰れたはずなんですけどね!」
アルトよりももう少し低い地声の副音声は幸い自分にしか聞こえていないようだったが、もう嫌だ。
こんな日は、あれに限る。
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