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私からの贈り物、あなたはギャーギャーと騒ぎながらゴミ箱の中へと放り込んでしまった。
せっかく夜中に見付けて捕まえたのに、気に入らなかったのね。
すばしっこくて捕まえるの大変だったのに。
とっても悲しくて大好きな毛布に潜り込んで泣いちゃったわ。
「……猫は飼い主へ感謝の記しに虫や鳥を捕まえて持ってくるって言ってたけど、本当に持ってくるなんて……
ノラ、ごめんね？ありがとうね？
でも、ゴキ●リは勘弁して」
あなたが優しい声で話し掛けてくれる。
そっと私を撫でてくれる。
「ノラ、大好きよ」
あなたの膝にすり寄り伝えるの。
ニッコリ微笑んでくれるあなたへ。
いつか伝わりますように。
『……にゃー』
～fin～
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