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エターナル・サンシャイン
地味な男が衝動的に飛び乗った電車の中で、髪がオレンジ色のエキセントリックで魅力的な女性に出会う。
お互いが真逆の性格を新鮮に感じて、強く惹かれあう。
だが、二人ともまったく覚えていないが、二人が出会って恋に落ちたのは、それが初めてではなかったのだ。
“記憶”を鍵として時間軸が進んだり、戻ったりする。
交際がはじまったばかりの、わくわくして、楽しい幸福な記憶がある一方で、交際が長く続くことで陥ったマンネリ感の漂う重くつらい記憶がある。
二人は、恋の記憶に振り回される。
『CINEMAS』より
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もしも嫌な記憶を消すマシーンがあったら、あなたはどの記憶を消しますか?
失恋の記憶?
大失敗の記憶?
恥をかいた記憶?
悲しい記憶?
「ああ!こんな記憶消してしまいたい!!」
誰しも一度は思う叶わぬ願いを、街角にある何の特徴もない医院でカウンセリングを受けた後、自分のベッドで寝ている間に叶えられるとしたら?
この映画の男女がどんな記憶を消し、その結果どうなるのか、ちょっと心ひかれません?
一言で表現するなら、心情がリアルなSFラブコメ、というところでしょうか。
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