Coffee and Cigarettes

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ケイト・ブランシェットが二役を驚異的に演じ分けたり、ロックの殿堂入りを果たしているイギー・ポップとトム・ウェイツの一見くたびれたおじさん二人がどこまでシナリオなの?!と疑ってしまうようなスーパークールな会話を交わしたり、ビル・マーレイがおなじみの途方に暮れた姿を見せてくれたり・・・・ 俳優を知らなくても、ロック歌手を知らなくても、コーヒーが飲めなくても、タバコが吸えなくても、どれか1本は楽しめるのではないでしょうか。 ところで、ジム・ジャームッシュ監督の作品ではほかに、『ブロークン・フラワーズ』(独身中年男性が差出人不明の手紙で19歳になる息子がいることを知り、かつて恋愛関係にあった女性たちを訪ねる旅に出るロード・ムービー)でもビル・マーレイの素晴らしく哀愁の漂う途方に暮れた姿が見られます。 途方に暮れさせたらビル・マーレイの右に並ぶ俳優はいないと思います。 ☆ケイト・ブランシェット:主な出演作品と役柄『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』両シリーズ通してエルフの女王ガラドリエル役。『ブルージャスミン』ジャスミン役でアカデミー主演女優賞獲得。 ☆ビル・マーレイ:『ゴーストバスターズ』ピーター・ベンクマン博士役。『ロスト・イン・トランスレーション』CM撮影の為に日本へやってきた中年のハリウッドスター、ボブ・ハリス役。 Jim Jarmusch(監督)(脚本)(2003)『Coffee and Cigarettes』[DVD],アメリカ:アスミック・エース     
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