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ダンジョンの拡張も罠やらお宝やらの設置も、すべてがそのためのもの。
それらはすべてDPを獲得することだけに収斂して存在している。
「特に、テーマパークになっているダンジョンとやらが、どうやって存続しているかについて、是非ともお伺いしたい」
先程話題にも上がった、テーマパークと化したダンジョン。人死にも出さず、危険性もなく、それでもダンジョンとして存続している。何もせずとも、何らかの形でDPを得る方法があるということだ。
「まあ......大体は知っているんだ、だがアレからの情報は要領を得なくてね」
とブライ。
確かにブライはダンジョン研究を生業としていたのだが。
それにしてもダンジョンについての知識をしっかり持っている。
まるで、ダンジョンのことを内側から見たことがあるかのように。
『アレ、とは？ よろしければお聞きしても？』
「ああいや大したものではないがね」
前置きをしてブライは頭をかく。
「ちょっとダンジョンマスターの知り合いがいるだけのことさ」
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