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・・・何かおかしいぞ。宏作は置いてもらった箱を持ち上げると、石垣智恵美から新田宏作宛の箱が最初からここにあったかのように居座っていた。
悲鳴と同時に持っていたケースを足に落としてしまい2発目の悲鳴に両親も駆けつけて、息子と同じように悲鳴を上げた。
玄関には親子3人で顔をあわせて箱を見張ることになった。効果があるかわからないが落として一面が潰れたダンボールケースを上に乗せた。
「やっぱり智恵美ちゃんに電話したほうがいいんじゃない?」
喜美子の提案に乗り伝票の住所を見るが、受取人は新田家の住所が書かれているが、送り主の方はどう見ても胡散臭く、スマホで調べると住所は23区のとある老人ホームが出て、さらに電話番号は何も書かれてなかった。
どうしたものかと悩んでいる時に、家の中から玄関に向かって来る鈴の音が聞こえてきた。家の中で飼っている柴犬のコロの首輪についている鈴だ。
好奇心旺盛で何にでも鼻を突っ込むコロが家族の悩みの種である大きな荷物にを見つけ、これが何なのか鼻をひくつかせ、しばらくして前触れもなく吠えだして3人を驚かせた。
箱も驚いたように小さく跳ね、それを見て3人と一匹の体も跳ねた。
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