彼女が現れた

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「お、おい!依夏久(えかく)!大丈夫だったか!?」 「無事?」 歩いていく紺色の髪の女の子を ぼー っと見つめながらボールを拾った依夏久は友人らに囲まれた。 「…あ…ああ、うん。無事。」 「そっか、良かった!…もう一回やろーぜ!」 「そうだね!やろやろー!依夏久いこっ!」 「…うん」 少し茶色と桃色を混ぜたような短髪が太陽に輝いていた。
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