Prologue

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現場は霊園だった。 そこで、汰柱喜一と茶園美春が殺害されていた。 鑑識の西宮一二三(にしみや・ひふみ)が待っていた。 西宮「遺体の発見現場ですが、橿原夏代さんのお墓がありました。おそらく、犯人は彼女関連で話があると2人を呼び出し、殺害したのでしょう。貴重品は残されたままですが、汰柱くんのスマホに入っていたSDカードが抜き取られていました。あのSDカードにデータのほとんどが入っていたとなると、やはり例のイジメのことを知ってる人物が犯人でしょう。」 北本「凶器は?」 西宮「汰柱くんは墓石に頭部を強く打ち付けられ、茶園さんは近くのお墓にお供えされていた酒瓶で殴られた模様です。」 北本「死亡推定時刻は?」 西宮「昨日の夕方です。」 南條「そうなると、容疑者は沼久保さんと瀬又さんと安楽島さんと御嵩くんの4人に絞られますか?」 北本「いや、橿原夏代のご両親や親戚、または友人の可能性だってあるんだぞ。」 南條「でしたら、沼久保文穂さんを改めて呼び出さないといけなくなりましたね。大事な情報源ですから。」
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