災害ボランティア

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小さな集落の、少しの被害の場所だったからこそ、近所の方がボランティアのために 準備してくださっていたのです。 愛七、一気に2本ずつ飲んでました。 気づいたらトイレに行きたい! やばい!ボランティア失格じゃん!! と思ったらその家のトイレを使ってくださいとのこと! 反省しつつ、ご好意に甘えました。はい。 ですが、下着が汗で濡れて脱げません、はけません。 皆、そんな状態です。 準備してくださっている大きなクーラーの中にはジュースの他に氷水。 その中で冷タオルを作り、首に巻きながらの作業でした。 力の強い男性ボランティアが、埋まっている毛布を発見。 一気にはがしました。 そしたらその下に草がびっしりと。 張り切る男性スタッフを見つめる家主さんのご兄弟の目が・・・・・ あきらかに、迷惑そう・・・・・ 「そこまでしなくてもいいです、いいです」 の言葉を、遠慮と取るのか本気と取るのか。 ボランティアは、被災前の状態を知りません。 自宅が崩壊したような場所では、自宅内の物の運搬や 思い出の写真探しなど、感謝してくださることがいっぱいだと思います。 ですが、「土砂すくい」ぐらいのボランティアだと返って迷惑になることもある。 張り切りすぎてもいけない。 そう感じた、愛七のボラン ティア日記でした。
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