ブラック愛七、ホワイト愛七

ロボット掃除機

母が、何を思ったか私に「動く掃除機」をプレゼントしてくれた。

見ると、なにやら設定しなければならず面倒くさそうである。

「おしゃべりするのよ。うふふ」

と嬉しそうにプレゼントしてくれた母も、同じものを購入した様子。

（これは娘に経験させてやらなくちゃ）

と思ったのだろう。

実際設置してみると、意外に働いてくれる。

万能じゃないけれど。

このロボコが入れないところは、前もってほうきでほこりをはらっておく。
（モノに名前をつけるのは、私の癖です。）

そうしてボタンを押すと・・・

「頑張るぞー」と言いながら部屋の中を自由自在に動き回るのだ。

たまに、「張り切るぞー」と言う声が聞こえると

「そんなにほこりがたまってるんかいっ！」

と、突っ込みたくなるが犬の毛もあるから仕方ない。

パソコンのキーボード叩いている今も綺麗にしてくれるのだから文句も言うまい。

たまに、「がこっ！」という音がするので見に行くと

たいていこけそうになってあわあわしている。

まるで、亀のようでもある。

いつもはちゃんと定位置に帰っているのだが、たまに帰らずに佇んでいることも。

その姿は、「風の谷のナウシカ」に出てくるオームにも見える。