呼び出し

3/7
前へ
/29ページ
次へ
 けれど、理兎の顔はすぐに曇った。視線の先を追うと、そこには制服を着崩したガラの悪そうな生徒が三人もいた。 「おうおう、理兎。余裕こいでイチャついてんじゃねーぞ?」 「……イチャついてない」 「いいからツラ貸せや。昨日の借りを返させてもらうからよ」  いきなりの展開に、私はただ眺めているしかできなかった。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加