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アタシ
「あ、あの…」
アタシはカツァリダの
背中に声をかけた
カツァリダ
(ゴキちゃん)
「…!」
あ…ふ、振り向いた…!?
アタシ
「…あ…」
カツァリダと目があって…
カツァリダ
(ゴキちゃん)
「あ、オマエは…」
ゴキちゃんは立ち上がった
アタシ
「…ひ…」
アタシは後ずさって
家から飛び出していた
カツァリダ
(ゴキちゃん)
「ちょっ!待って…!」
にゃあ!追いかけてきたっ!
アタシは自宅周辺の森に入り
茂みの中に飛び込んだ…
カツァリダ
(ゴキちゃん)
「どこ行ったんだい!彼女~!」
アタシは茂みに隠れて口を押さえる
カサカサカサッ…
ふう…通りすぎたみたい…
お嬢さん、こんな森に
一人で入ってきてどうしたんだい?
!
アタシ
「は…初めまして、大木さん…!」
振り向くと大きな木があって
傍らには大きな鳥さんがいた!
鳥さん…かっこいいなぁ…
大木
ああ、初めまして…おっと
失礼、こちらの虹色の鳥は…
そういえば揺れる茂みも人の形してる!
虹色鳥
「おれはカウス・コザー…
お喋りなただの鸚鵡(オウム)だよ」
カウスさんは嘴(クチバシ)がついた仮面を
してるからどんな顔なのかは分からない…
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