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大木
「それで…さっきなんか
黒い奴に追いかけられてたなぁ?」
あ…!
虹色鳥
カウス・コザー
「あれは、見たところゴキ…」
アタシ
「だ、だめっ…
名前出さないで!」
虹色鳥
カウス・コザー
「!そうか、すまん…」
アタシは首を左右にふる
アタシ
「あ、いや…ごめんなさい」
カウスさんはこちらに近づいてきた…
大木
「ワッシャッシャ!カウスが
人間の乙女に興味を持ったぞ!」
茂み
「ワシャワシャ~ワシャワシャ~」
茂みが揺れる
アタシ
「だけど…人間なんて
アタシ以外にもたくさん…」
茂みがまた揺れた!
虹色鳥
カウス・コザー
「人間は確かにたくさんいるが…
きみは他の人間とはどこか違う気がする」
アタシはコテッと首をかしげた
大木
「ワッシャッシャ~!
ほわほわしたところが
他の人間と違うのかもしれないなぁ…」
ほわほわしたところ…
アタシ
「そう言えば鳥さん…
なんで、仮面をしてるの…?」
カウスさんは背後の大木を見上げて
その仮面に手をかけた
虹色鳥
カウス・コザー
「あ~うん…鳥らしく見せるため…かな
おれさ、顔が鳥っぽくないから」
あ…仮面、外してくれたみたい!
アタシはその顔を見上げる…
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