ソノイチ▽▲裏路地の恐怖△▼

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アタシは今、家に一人でいる だけど…飼い猫の コーシカがいるから寂しくない。 コーシカは耳が後ろがわに 反り返ったキュートなオス… 今も、キャットタワーの上で 寝そべってて それを見てるだけでも癒される… あ、ごはんの時間だ アタシは台所に向かって 食器棚の下から キャットフードを取り出した ビーフジャーキー味… その音を聞き付けたコーシカは すぐに、キャットタワーから飛び降りて ごはんをいれた器に顔を突っ込んだ 今のうちにちょっとだけ 出掛けてこようかな… アタシは一軒家で一人暮らし コーシカは優秀な警備員だから 犬なんかよりもよっぽど頼りになるの だから、家の戸締まりはしないで 気分でゆらりゆらゆら散歩に行く… 行き先なんて決めてない…だけど 今日はなんとなく裏路地に行きたいなぁ ワタシは気の向くままに 裏路地に入っていく 薄暗いし回りは高い建物に囲まれてる… 「よう、姉ちゃん 一人でなにしてるんだ?」 あ…変な人に見つかった… 背がおっきい男の人 ワタシ 「別に…キミには関係ないよ…」 ワタシはその男の人を 無感情に見上げる… 長身男性 「んだと!生意気な女だな… ぶっ壊してやろうか…!?」 ん…なんか、ワタシと変な男の人の 間に焦げ茶色のヒトが割って入ってきた…image=509743190.jpg
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