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長身男性
「んだよ…
邪魔すんな…って…
！？」
この…焦げ茶のヒト…
長い触覚に艶々した黒光りボディ…
間違いない…ご…
長身男性
「ゴキブリだああああ！
ひょえええ…！」
長身男性は身を翻して
慌てて裏路地を駆け抜ける
黒蟲
「なんでオイラを
見ると逃げるんだよ！
失礼しちゃうぜ…
あと、オイラには
ちゃんと名前が…チッ！」
あ、振り向いた…
黒蟲
「オイラ…カツァリダって
言うんだ、オマエ…大丈夫か？」
アタシはゴキちゃんを前に
カタマってしまっていた…
アタシ
「あ…えと…
助けてくれたのは感謝してます
だけど…ごめんなさい…」
アタシは後退りしながら
自宅に向かって走り出した
カツァリダ
「あ、まって…！」
追いかけてきた…早く帰りたい
ゴキちゃん、苦手…
▲▼
△▽
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△▽
▲▼
ついた…家の前で振り向く
ゴキちゃん…来てない…
アタシは急いで家に入る
コーシカは暇そうに
床でごろごろしていた
コーシカ
「ニャ！おかえりニャさい…！」
床から起き上がたコーシカは
両手を広げる
アタシは微笑する…
アタシ
「コーシカ…ただいま！」
アタシはコーシカに駆け寄った
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