ソノ二▽▲不法侵入蟲△▼

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コーシカ (飼い猫) 「ウゥウゥゥ~ン…」 カツァリダが目を ギュッと閉じる… カツァリダ (ゴキちゃん) 「(殺られるッ!)」 しばらくの沈黙が流れた… だけど、コーシカは ゴキちゃんを襲わない… コーシカ (飼い猫) 「や~めた… ゴキブリ殺したって 汚れるだけだしニャ…」 カツァリダ (ゴキちゃん) 「た、助かった…!?」 コーシカはアタシの前に来た コーシカ (飼い猫) 「ご主人さまには 触角一本触れさせない… こっちに来てくれ」 アタシは頷いて コーシカのあとに続いた… ゴキちゃんはリビングに 居座ってるけど… そのうち、出ていくかな アタシとコーシカは 2階の寝室に向かう… アタシ 「あのね…コーシカ…」 アタシはベッドの上に座る コーシカ (飼い猫) 「ニャ…?」 コーシカはアタシの隣で丸くなる… アタシ 「あのリビングの ゴキちゃんどうしよう… 別に、何にもしてこないし 害蟲扱いされてるけど… 実際、人を殺すほどの 力も無いと思うの… でも…好きにもなれないし…」 コーシカは自分の 手を舐めて顔を洗う… コーシカ (飼い猫) 「そうだニャあ…確かに あの蟲は簡単に潰せる雑魚だし 叩き潰せば終わりだけど… まあ、悪い奴にはみえないよな」 コーシカはアタシの隣で背筋を伸ばして ごろんとお腹を見せてきた… はふん、癒される…♪
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