Second part【後編】

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4月9日… ロメオ隊と接触する前、駆逐艇コスモゼロに一本の報告が入った。 ー辞令、護衛部隊隊長アリス・月島准尉は今回の任務完了後少尉に昇格、連邦軍地上部隊小隊長に任命するサイド1ロンデニオン帰投後速やかに移動する事…以上。ー 内容は護衛部隊から戦場に立つ部隊への移動と1階級昇格、小隊を束ね戦場パイロットとして戦えると言う名誉な話だ、アリスは喜びを表しながらも新たに与えられる重責に緊張を覚えた。 そんな矢先に響いたエマージェンシーコール。 「准尉…来たぞ!機数は四機、しつこい」 「ロメオは意地でもこの船と私のZplusを手に入れたいのでしょう、今度こそ完全決着をつけないと…次は嫌な予感しかしない」 「無理強いはするなよ、准尉…我々は君を無事ロンデニオンに届けなくてはならなくなったんだ」 「解っているわ…行ってくる!」 「ああ、今度こそ頼むぞ!准尉」 「はい」 アリスは部下と共にモビルスーツへ搭乗した、アリスにとってはこれが最後の護衛任務となる、仲間から祝福されながらZplusとジムIIIはコスモゼロを飛び立った。 「来たな…ゼータ擬き…少尉!散開して船に迎え!出来るなら船ごと奪え!」 「了解!…中尉もご武運を…」 「ああ、生きていたらまた戦おう、少尉」 「はっ!」 打ち合わせ通りガザDはハイザックを引き連れて船へ向かった、すぐ様アリスはそれを見抜き仲間に打診 「3機は船を狙ってる!曹長、船をお願い!」 「了解です、准尉…」 そう言うとアリスは飛行形態になって加速、船を任せるとリーダーのロメオに接近した、威嚇しながらロメオは離れふとアリスは気がつく 「ロメオ中尉、一騎打ちをしようと言うの…」 「こい!ゼータ擬き、完全決着といこうじゃないか宿敵同士としてな…」 ロメオは機動力を駆使しながらビームスマーガンの威嚇射撃を回避する、かなり後方で戦う仲間を信頼しながら、アリスは1人ザクⅢとの一騎打ち…最後の勝負に出た。
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