Second part【後編】

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ビームサーベル同士の激しい打ち合いが始まる、ロメオが斬りかかればアリスはそれを躱したりビームサーベルで受け止めたり、ロメオも同じでアリスの剣撃を受け止めたり躱したり… 「こいつはたまげたな、エース級だよアリス」 「つ…強い、これまでとは比べ物にならない…これがベテラン級の力…しかし…」 打ち合う度に閃光が迸る…瞬間、仲間の機体が破壊されたのを感じて一瞬の油断が生じ、ロメオはここぞとばかりに斬りかかった。 「もらったぁぁ~っ!!」 「チイッ!!」 しかし、ふと我に返ったアリスがロメオの姿を感覚で感じるとZplusの機体を反転させながらビームサーベルを振り下ろす。 勝敗はそこで決した。 反転しながらアリスが振り下ろしたビームサーベルはザクⅢを両断しザクⅢの一撃はZplusの左腕を切り裂いた… 「やってくれる…ふっ、しかし良い戦いが出来たなアリス・月島」 「まさか左腕をやられるなんて…強い」 その頃、駆逐艦コスモゼロ周辺ではラナ曹長がハイザック一機を撃墜してマーセルがもう一機のハイザックを大破させたものの、ガザDと交戦していたルエン・ティエン上等兵のジムⅢがマルク少尉の手で撃墜された、流石に2対1では武が悪いと考えたマルク少尉の元に爆発寸前でザクⅢから脱出したロメオから通信が入った。 「マルク、これまでだ、俺のザクⅢもやられた、そっちはどうか?」 「中尉、ハイザック二機はロスト、2対1では武が悪いです」 「了解だ、すぐに船から離れろ!残りの被弾したガザDを回収してネオ・ジオンに帰投する急げ!」 「了解しました!」 マルクは発光弾を放って目くらましをすると急加速でコスモゼロを離れ宙域に投げ出されたロメオを回収、Tー36に残る被弾したガザDと合流して宙域を離脱した、その最後に会話を交わした2人。 「俺の負けだ、アリス准尉…だがな、また合間見える日まで死ぬなよ、貴様を倒すのはこの俺だと言う事を忘れるな!」 「貴方に敬意を評します、次に会う時は戦場ですかね?」 「ふっ…そうだな、楽しみにしていろ、アリス・月島准尉」 「楽しみにして居るわ…ロメオ・バルージ中尉」
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