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「一先ずはラビアンローズで補給を受けよう、どの道連中はまた追って来るだろうからな、修理も含め十分過ぎる補給を受けないと搭載MSだって、准尉のZplusだってどうなるか解らないだろう?」
「それはそうでしょうね…」
4月4日、駆逐艦コスモゼロは宙域を移動するアナハイム・エレクトロニクス所有の移動型補給艦ラビアンローズに接触した。
「武器、弾薬にそれからメンテナンスには丸一日を要します、Zplusは大量生産機ではありませんから中々手間がかかるんですよ、アーガマもこちらに向かって居るようですが…」
「アーガマ…ブライト艦長の船ですか?」
アーガマと聞いてアリスは目を輝かせる、対応したアナハイムのクルー、サイヤそれを見逃さず
「ブライト・ノア中佐をご存知で?」
「はい、私の憧れの人です、パイロットになったのもそれがきっかけで…もう一度お会いしたいな…と思っていました」
「もう一度…?」
「はい、私がパイロットになりたての頃に一度」
「そうでしたか…ですが、いつ入港するか解りませんよ、最前線の方はかなり大変みたいですから、エマリー艦長代理も悩み中です」
「そうなのですか?」
「ええ、クワトロ大尉も行方不明ですし、カミーユ少尉は先のグリプス戦役で精神崩壊で離脱、まともなパイロットは殆ど居ませんから」
「すぐにでも手を貸したいです…ブライト艦長大丈夫でしょうか?」
「さぁ?来て見るまではわかりませんね」
それから丸一日時間にして23時間程して全ての整備が完成した、コスモゼロはすぐ様発進準備に入りラビアンローズではブライトと再会する事は無かったがドックを発進して4時間程した頃、コスモゼロの横を通り過ぎる大型艦が通過した。
「アーガマだ…全員左を向いて敬礼せよ、アレはブライト中佐が居られる船だ」
リー中尉の指示でブリッジにいる全員、アリス准尉らMS隊の面々もまた指示に従いアーガマに向けて敬礼した。
「ブライト艦長あの小型艦の乗組員が敬礼してるんですけどお知り合いですか?」
「アレは輸送駆逐艇兼駆逐艦コスモゼロ、リー中尉が艦長を務めている、確か輸送任務の途中だな……んっ?」
「どうかしましたか?艦長」
「アレはアリス・月島准尉…」
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