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「どうせその部屋の持ち主から奪ったんでしょ?そんなこと言って誤魔化すことができるとでも思ったのかしら?
ほら、それは私がしっかり受け取ってあげるわ。さあ、言うことは無いの?」
そんなことを言って凄む。
少し魔力を感じたけど、それほど怖いわけでもない。でも、周りにいたその人の御付き以外の人が恐怖に怯えていた。まさかこんなところで魔法を放つわけでも無かろうに。何を恐れてるんだか。
「止めてくださいよ。そんなことするわけないじゃないですか。」「黙りなさい。」
僕の言葉に対して喰い気味に黙れと命令された。
「貴女は泥棒なの。だから、それを私に渡して、ごめんなさいと言って、土下座したら許してあげるって言ってるの。わかった?
ほら、もらってあげるから、早く寄越しなさい。」
そう言って手を差し出してきた。
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