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「というか、今朝話しただろう。1人この寮に新入生が入ると。もしや忘れていたな?」
「ギクッ」
´ギクッ´という擬音を口に出す人は初めて見たかもしれない。
「まあいい。そう言えばさっきの消火の件はどうもお世話になった。あれが無ければ、火の手が酷くなっていたかもしれない。ありがとう。これで、修理費用が浮くよ。」
「……!」
クレアさんの一言で、ギクッとしてた人は顔を青ざめさせた。
いや…もうね、コントにしか見えなくなってきた。
「えっと…この場合、修理費用は誰が…?」
「あ、普通、それは学園持ちなんだけどね。損傷がひどい場合は私持ちなんだよね。事故や事件を起こしたってことで。」
「へぇ…」
それは難儀なものだね。
「その原因に支払いを原因の生徒に行わせることも出来るんだよ。今回みたいなのとかね。」
「はははは…」
その原因が壊れていた。なんかもう、全てを諦めているかのように。
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