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「僕は、強くなる。
神を超え、神に愛され、誰にも負けない程に。」
そんな台詞、人生に一度あるか無いかのどちらかだろう。
とそれ以前に、結構痛い人に見られると思う。
僕の答えは、その望みただひとつだった。
さて、まずは辺りの情景を見てみよう。
周りはそうだな…。
一言で言うと、机と椅子以外何もない。
ただ、結構なほどの大きさに白い部屋。
ぽつんと僕と目の前の無駄に神々しい男…とも女にも見える人だけがいるだけだ。
この人は、どうも’神様’らしい。
とある出来事から闇にのまれたかと思ったら、いつの間にかこの部屋にいて、彼から神様だと自己紹介されていた。
まあ、見た目がとにかく中性的すぎて、彼なのか彼女なのかわからないのだけれど。
その’神様’から、’生きていたころ’の日常について事細かにどう思ったかだとかを質問されていた。
どうも、実際に起きたことは見れるけど、心は直接会わないと読めないらしい。
…実のところなんだか質問だらけで飽きてきた。
質問は続いていたけど、少しだけ僕がここに来てしまった経緯を思い出してみようと思う。
僕は、気持ちを落ち着かせながら考えに更けた。
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