第四章 ~|天才《・・》は冒険で花開く~

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という訳で、僕が積極的に前線に出ていくことになったわけだけど、魔力消費も抑えてるので使った魔力はほんの僅か。 むしろ普段精製できてる魔力の方が多いから、むしろ魔力の貯金は溜まる一方だったりするんだけど。 そういう感じで、危なっかしいところを狙って助けにいってを繰り返した結果、怪我人がいなくなるという結果になっていた。 初めは、ただ獲物を横取りしてるように見られたのか睨まれることばかりだけど、その内に怪我をしそうになってるところを助けてるっていうのが伝わったのか、謎の安心感を抱かれるようになっていた。 さっきの緊張の面持ちは何処へやら、何かの授業でもしているかのような雰囲気でしばらく進むことになった。 ちなみに、回復するよりも魔力効率は良く、むしろ楽になったとだけ言っておく。
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