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そしてまたしばらく進み、更に森深くまで到達したところで、先行していたアルヴァさんが立ち止まって皆の顔を見回してから話し始めた。
「よし!ここまで来たか!
この先はランクの高い最前線のエリアとしている。
森が深く、敵がわかりづらいからな。
さて、ここからは高ランクの冒険者たちの支援に入ってもらう。
主に遠距離からの狙撃部隊の補給、食料の運搬、そして小さな異変を伝える事だ。
雑用だからって怠けんじゃねぇぞ!」
そんなアルヴァさんの目線は、誰かを探していた後、僕を見つけて少しだけ目を止めた後、他も見渡す。
今の視線が少し気になるのは気のせいだろうか。
とりあえず気にしないことにした。
そしてアルヴァさんはまた口を開く。
「この後、他のグループと合流し臨時キャンプをここに設置する予定になっている。
暫く待っていてくれ!それまで少ないが休憩だ!
…そしてお前さんは少し話がある。後で来てくれ。それでは散開!」
と、さっきの視線の意味を理解した瞬間だった。
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