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悲しすぎる現実やけど、先輩しかおらん。
という推理に辿り着いた。
先輩が編集者役の親戚を脅して共犯者にしたんや。
2万巻き上げた上に、1万から3500円の借りをチャラにすると恩を売ったように見せる。
出版業界の事なんて何も知らんから、不自然なやりとりが続いた。
これで、全部辻褄が合う。
この推理をリーダーに話した所「そんな妄想」と一笑に付された。
まだ時効にはなってないはずや。
先輩との縁が完全に切れたら、警察に行って被害届を出して、まず編集者役の親戚に、本当に出版社で働いていたのかを聴取してもらう。
ここでのリスクは、ほんまに詐欺会社が存在して、僕が報復される事。
しかし、この推理が正しい可能性は限りなく高いと思う。
編集者役は、そんな会社は存在しない事を吐くしか無い。
そして先輩への事情聴取。
この計画は自分が立てた事を認めるしか無い。
実際に23500円儲けたのは、先輩や。
金額が微妙に3万という安い事。
出版社を装って、こんな少額の詐欺をするなら振り込め詐欺の方が確実に儲かるし、足もつかん。
この推理が正しければ、1万だけ返してもらうだけでは、金銭貸借がゼロにならへん。
23500円も返してもらう必要がある。
ここでのリスクは、当然、先輩がキレて暴れる事。
会わない、貸さないを徹底するとして‥‥。
家に来て迷惑行為をするであろう事、それはグループでも警察でも止められん。
下手をすると待ち伏せされて襲われる危険。
今の僕の足は転倒させられるだけで、脱臼・再手術の可能性がある。
もしかしたら、武器を持ち出す可能性も有る。
キレて見境が無くなると、犯罪でも気にせず行動する。
*
先輩は、異常なほど、熱しやすく冷めやすい。
1回乗り切れば次は無いか?
その考えは甘いか?
しかし、23500円返した所で、儲けが無くなるだけで、先輩には損害はない。
警察に行く前に、先輩に電話かSNSで確認するか?
いや、それは危険や。
確認するなら編集者や。
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