Second week (2)

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「離したい…?」 先輩の言葉に、首を振る。 熱くて、ドキドキして、心臓が壊れそうなのに、この手を離したいとは思わなかった。 「じゃあ、どうするんだよ」 クスっと先輩は笑う。 どうするって…。それは、私が聞きたいくらいだ。 「どうしましょう…」 そう言って、先輩を見上げる。 「あー、まじやめて。やばすぎ」 「…?」 「手、離さねぇよ?」 「えっ…?」 少し戸惑ったけど、私はコクンと頷いた。 先輩の手は温かい。 きっとこの熱さは、先輩の体温が高いせいだ。 ドキドキする理由は分からないけど、身体が熱いのはそのせいだ。
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