プロローグ。

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そ、そうだ!! いい機会じゃない。 課長に色々教わればいいじゃん。 適当に簡単な物を教わり 課長の弱み……いやいや。いろんな一面が見れる。 「あの……忘れる代わりに 条件があります。 私に女子力を教えて下さい!!」 「はぁっ?女子力?」 「お願いです。私は、女子力とか無くて 課長みたいにいろんなことが出来れば、きっと 素敵な彼氏を見つけられると思うんです!」 女子力アップで、素敵な彼氏をゲットしたい!! 「彼氏だと……? お前……彼氏が欲しいのか?」 「はい。イケメンで御曹司……無理でも エリートを捕まえたいです!! それで大人の恋愛をしたくて……」 興奮気味に力説する。 するとハァッ……とため息を吐かれた。 「イケメンの御曹司って……お前。 どれだけ夢を見ているんだ? 大体、女子力って何だ?そんなのは、 俺ではなくても……他の奴に……」 途中で何かを考え始める課長。 どうしたのだろうか? 「課長?どうしたんですか?」 不思議そうに尋ねるとフフッと課長は、笑った。 えっ……? 「いいだろう。教えてやろう。 ただし中途半端は許さん。 やるなら徹底的だ。俺は、甘くはないぞ」 ニヤリと不敵な笑みをこぼしてきた。
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