7人が本棚に入れています
本棚に追加
いきなり抱き寄せられて戸惑う私の唇に、織田くんは優しくキスを落とす。
「ん……」
唇を塞がれて声にならない声が漏れた。
突然のことに戸惑いこそしたものの、織田くんの柔らかい唇がいとおしくなってきて、抵抗もしないでそのまましばらく堪能する私。
「ごめん……。思わず……」
不意に離れた唇。そして織田くんの申し訳なさそうな顔。
「ううん。大丈夫」
私は精一杯の笑みで返す。
「改めてよろしくね」
笑顔のままそう続けると、織田くんはもう一度軽くキスをして応えてくれた。
こうして私たちは付き合うことになった。
最初のコメントを投稿しよう!