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するとすぐ私の後頭部に大きな彼の手が回り、より距離が近づき、彼から唇を吸われるようなキスを繰り返される。
嬉しい……。
心が喜びを上げる。
何度も角度を変えたキスをされ、唇が開かれると簡単に舌が絡められ、私たちの唾液が混ざり合う。
甘いため息と甘い水音が寝室に広がる。
私も夢中になり、准君の方を掴み、キスを受け入れしかけた。
甘いキスに心も身体も溶かされていく。
もっとほしいと感じた時、それを察したかのように彼が、逆にして私を押し倒した。
すぐにセーターとTシャツとブラを捲り上げられてしまう。
“寒い”と感じる間もなく彼は私の胸をあらわにすると先端に吸い付き、舌で転がし愛撫を始めた。
「寿々の身体、本当に綺麗だ……柔らかい……」
彼はこんな私の身体をいつも“綺麗”だと褒め、いい気分にさせる。
彼の作戦なのだろうか。
「准君……あっ……」と甘いため息が出る。
彼は作戦成功というように“ふっ”と、笑い息を吐くともう片方を指でこね、先端を甘く噛んだ。
身体全体に快感が走り抜ける。
私は大きく背をけぞらせた。
「気持ちいい?」
「……う、うん」
「素直な寿々可愛い」
「……准君」
彼はまた私を簡単にいい気分にしてしまう。
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