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「もう、ダメ……んっ」
「ダメじゃないよね?」
彼が少しイタズラに笑う。
さらに先端を弾かれ、「あっ……!」と声を漏らすと准君は嬉しそうに笑った。
そしてさらに刺激を与えられる。
溢れる声が大きいのがわかる。
恥ずかしく思い口を押さえるが、彼が胸を弄んでいた唇を、今度は耳に舌を這わせながら「手は退けて?」と私の大好きな柔らかく穏やかな声で囁いた。
それだけで私の身体はが溶けてしまいそう。
彼の声には弱いのだから。
「准君、あんまり喋っちゃ……や!」
「どうして?」
「ぞくぞくしちゃう」
「ん……可愛い」
今、私は世界で一番彼にとって可愛く映っている。
彼に抱かれている時、いつもそう感じてしまう。
それくらい、優しく甘いトーン。
甘さに酔う私の服を彼は次々に脱がせていく。
そして最後に下着を取り払う時、脚と脚の間の秘所がひどく濡れていることが彼にバレてしまう。
恥ずかしく思い手で押さえるけれど、無駄。
簡単に手を退かし、彼の手は私の太ももに触れた。
「ダメ!」と言ったのに、准君は大きく脚を開き、恥ずかしい部分を覗く。
「あ……ダメ」
「すごい寿々……。まだ触れてもいないのにこんなに……」
自覚はあるが、言葉にされると恥ずかしくてたまらない。
ギュッと瞳を強く閉じた。
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