好きになった方の負け-2

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「大丈夫?寿々」 私の全身が震えたからだろう。 彼がくぐもった声で心配した。 見下ろすと、彼の色づいた瞳が私の脚と脚の間から覗いている。 なんて恥ずかしい情景なのだろう。 手で彼の視界を塞ぎたくなる。 彼にどう映っているのか考えるのも怖いくらい。 「大丈夫じゃない」 「そうだよね」 彼はいたずらに笑うと、また口付けを再開させた。 准君の唇と舌からの強い快感にくらくらする。 出るのは甘いため声ばかり。 でも、彼にも気持ちよくなってほしい。 「ねぇ准君、私も准君の……」 そう言いかけたが彼が「今日はもう、寿々の可愛い姿に限界だよ。入れてもいい?」とおねだりした。 嫌なわけがない。 頷くと彼はゆっくりと彼の熱いものを中へ押し進めてきた。 私の中がピクリと締まる。 「寿々の中温かい、気持ちいい」 「准君……」 嬉しい。 腕を彼の首にギュッと巻いてキスを求めた。 彼と身体が繋がって抱き合う瞬間が私は一番好き。 「好きよ」 「僕も好きだよ」 彼の告白は今は甘い刺激に変わる。
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