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「大丈夫?寿々」
私の全身が震えたからだろう。
彼がくぐもった声で心配した。
見下ろすと、彼の色づいた瞳が私の脚と脚の間から覗いている。
なんて恥ずかしい情景なのだろう。
手で彼の視界を塞ぎたくなる。
彼にどう映っているのか考えるのも怖いくらい。
「大丈夫じゃない」
「そうだよね」
彼はいたずらに笑うと、また口付けを再開させた。
准君の唇と舌からの強い快感にくらくらする。
出るのは甘いため声ばかり。
でも、彼にも気持ちよくなってほしい。
「ねぇ准君、私も准君の……」
そう言いかけたが彼が「今日はもう、寿々の可愛い姿に限界だよ。入れてもいい?」とおねだりした。
嫌なわけがない。
頷くと彼はゆっくりと彼の熱いものを中へ押し進めてきた。
私の中がピクリと締まる。
「寿々の中温かい、気持ちいい」
「准君……」
嬉しい。
腕を彼の首にギュッと巻いてキスを求めた。
彼と身体が繋がって抱き合う瞬間が私は一番好き。
「好きよ」
「僕も好きだよ」
彼の告白は今は甘い刺激に変わる。
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