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准君が腰をゆっくりと引く。
そして差し込まれる時、甘いため息が大きく溢れた。
「准君……いい」
そう言ってすぐまた、「准君、気持ちいい……」と続けた。
我慢ができない。
「可愛い声」
准君が耳元で囁くと、彼は腰の動きを早くした。
エッチな水音が寝室に響く。
それがまた私の気持ちを煽るよう。
「好き准君」
「僕の方が好きだよ。ずっとずっと……」
早まっていく動きに甘いため息は止まらない。
彼自身の硬さや熱が愛しくてたまらず、彼の首に絡ませている腕の力が強くなる。
彼の息が上がり、動きが激しくなることで、私の気持ちは高ぶるばかり。
彼も気持ちがいいのだと思うと、中がキュンと締まる。
准君の顔が見たい……。
私は腕の力を緩めて、キスをせがむ。
激しく重なる唇と唇からどちらからともなく舌が入り、唾液ごと絡まるよう。
熱くて熱くて、溶けてしまいそうだ。
彼が「んっ……」と短い声をもらし、身体を硬直させたのはそれからしばらくして。
嬉しい……。
彼の綺麗な顔が快感で歪んでいるのが間近でわかり、私は胸を揺らした。
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