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「えーっ!何でー?!」
と大声をあげると、中武はニヤニヤし
マリアが
「イチローお帰り。ちょっと煩いわね
何しに来たの?」
と苦笑いをしていった。
イチローは
「そうだったこれを」
とチップを渡した。そして
「プラチナの科学者の居場所が判りましたぁ!!」
と叫んだ、三人はビクッと緊張した。
「何処なの?!」
とマリア、するとイチローは
「宇宙の果てです!」
と言った。三人は真剣な面持ちで
理解できないと言う顔をした。
「兎に角、チップに詳しい情報とケントさんのメッセージがある筈です」
と言うと、リンダは白い壁に向かって
「読み取って、画像を」
と言った、すると中空にポンとモニター映像が現れた。それはケントだった
「取り急ぎ用件を、プラチナの科学者の
居場所が判った……」
と詳しい説明があった。そして、そのあと
「現在センリーはゼルスの支配下にある。
新生ファザーと言う管理コンピューターが
現れ、軍事国家へと邁進している。
ゼルスはユーリーに銀河を支配させるつもりだ。出来れば阻止したい、協力を願う
だが無理はするな、こっちでも仲間を募って
反抗に備えている。地球の防衛を固くしてくれ、出来れば、ゼルスやピエールよりも先に
プラチナの科学者を見つけてほしい。
だが、そのあとは……、何とも言えない。
中武、辛いな、私も行って手伝いたいが
ユーリーを倒すしか銀河の平和は無いと思える、話して分かる相手なら良いのだが」
で消えた
「ケント……」
中武は立ち上がるとコーヒーを入れ飲んだ。
サーバーにいつも温かいものがあるのだ。
「中武……」
マリアが言った。リンダを見ると
唯、悲しそうに中武を見ていた。
「さて、敵の目的がハッキリした。
こっちの方が俺向きの展開だよ、倒すべき
敵がハッキリしている、目的もな」
と言ってコーヒーを飲んだ。
イチローが傍に来たので、飲む?と
目配せを送ると
「水下さい」
と言った。サイドボードの様な戸棚の上に
水が現れた。イチローはそれを飲むと
中武はイチローにコーヒーを淹れていた。
「どうするの?中武」
マリアが聞いた。
すると、ハッとしたようにイチローが
「あっ!忘れてたピエールがセンリーに
現れました!スーパーイレブンを連れて!」
と言った。
中武はゴクリと唾ともコーヒーとも
分からないものを飲むと
「ピエール……呼んでいるな俺を。今なら
分かる、ゼルスを倒すのが先か……」
中武はコーヒーカップをテーブルに置くと。
「今からセンリー星に向かう!
ケントを助けるぞ、最悪ケントとその仲間を
地球へ連れてくる。対センリー星の兵としてな
当然俺も戦う、リンダ、スーパーイレブン
出来た?」
と聞いた。
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