センリー動乱

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リンダは 「はい、どうしましょう。レベル10の ロボットなら兵隊として何体か造れますが」 と言った 「そうだな、そんな暇は無いのかもな。 一応コリンに言って出来るだけ造っといて といってくれ。俺達はセンリー星に行くぞ!」 「分かりました、コリンお願い」 と言うとコリンは 「ロボットよりセンリーの難民の受け入れ先が必要なのでは?この施設では狭すぎます」 と言った。それを聞いてマリアが 「火星に……間に合うか。しまった、 バリヤーシステムもまだか。後手後手だ」 と言った。中武は 「同時進行で行く。センリーで決着がついてもプラチナの科学者がいる。全ての決着が つくとは思えないんだよな、何故か。 ピエールの事もあるんでな、奴が何を考えているかで話は変わる」 四人が悩んでいると 「分かりました、ロボットは介護、戦闘両方の機能を持たせて造ります。後は地下を広げて部屋をいくつか造れば大丈夫でしょう。 火星プラントは地球に残ったメンバーで やります、海底のバリヤーシステムは アーチャー博士に手伝ってもらいます」 と言った。 ほう、こいつ切れるわぁ~ 全部知っている、マリアの右腕だわ、と 「よし、頼む行くぞ!四人を転送」 と言うと俺の宇宙船に転送された。 マリアは一瞬残ると言いそうだったが 俺は無理矢理連れてきた。 400年も一緒にいるケント、 仲間と言っていたが、果たして彼女の心が 吹っ切れたとは思えなかったのだ。 下手すりゃ、会うのは最後になりかねない 俺はそう思ってしまった。 マリアが何か言いたそうだったが俺は 「マリア一緒に来てくれ。今、センリーが 大変なんだ。俺とリンダでは戦力としては 不足だ。それに君にいて欲しい人が 沢山いるんだよセンリーには」 と言うと 「分かりました。私の故郷を守る為に 戦います。ありがとう中武、本当は地球が 心配なんでしょ?」 「いや仲間がいる、コリンもな、心配は してないよ。それよりケントは心細いと思う 何の手助けが出来るか分からないが 俺もいた方が心強いかと思ってな。 リンダ武器は?」 とリンダに聞くが、いなかった あれ?何処と思うと、デカイ男、身長 1メートル90位の男を連れてきた。 顔はどこかイケメンで、外人ぽかったが 日本ぽくもあった。 何と無く分かっていたが、一応 「誰?」 と聞いてみた。
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