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「キャァァァァァ!!」
「ウオォォォォォ!!」
ライブ会場のステージに一人の青年が立った瞬間、物凄い声が会場に響いた。
『静かに…』
シィィィィン…
青年がそう言うと、さっきの声が嘘のように静まり返った。
『どうも、OTOGIだ。今日はbad・nightさん主催の
夏フェス Sammyfiestaに来てくれた事に、フェスのトップバッターとして、礼を言う。
最後まで、俺らのステージについて来てくれよ!』
「イェェェェェェイ!!!」
『最初から飛ばして行くぞ!』
♪~♪~♪~♪~♪
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『あ~疲れた』
あ、どうも、OTOGIこと黒零 音戯だ。
いやぁ、今日のライブは楽しかったけど、疲れたなぁ、bad・nightさんが異様に絡んできたな、他の人もけっこう絡んできたけど
あの人たちから、バイの雰囲気がしたから、気を付けないとなぁ
そうしているうちに、家に着いた。
三階建てで、白と黒を基調とした庭付きの一軒家。いやぁ、我ながら良くできてるよ。本当に。
玄関で靴を脱ごうとしたときに、フラッとしてちょっと危なかったな…さっきから目が霞んできたし、もう今日は寝るか。
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「速報です!大人気天才俳優のOTOGIさんが、亡くなったという事です。死因は、急な心臓発作と診られます、皆さん、落ち着いて行動してください。繰り返します。皆さん、落ち着いて行動してください……」
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