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『バディ中尉、復讐ってなんスか!?曹長はアンタの部下だろう!?』
「ラックス少尉…これは君のためでもある」
『俺の…?』
シェスは言葉の意味がまるで分かっていないようであるため、バディは言葉を重ねる。
「これ以上、君のような存在を作りださないためだ」
『中尉!それ以上は!』
レヴニカが先程よりも強い声で制止してくる。さらに、トフィアも言葉の意味を問いかけてきた。そのためバディは話を復讐に戻す。
『ふ、復讐って…自分が何をしたっていうんですか!?』
「言い方が悪かったな。正確には貴様の父親に、だ」
『と、父さんに…?』
ワンパターンで狙撃をしているためか、徐々に動揺していた声が落ち着いてくる。そこでバディはレーザーサーベルを引き抜く。そしてペダルを力強く踏み叫ぶ。
「貴様の親、[ルア・ガーデン]のせいで俺の家族は全員殺された!俺が軍にいるのも復讐のためだぁ!」
『う、うわあああ!』
その時だった。
『主砲、発射する!』
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