言の葉

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慶太郎をじっと見つめる。 指を伸ばすと、慶太郎の眉毛に触れた。 薬指に結婚指輪が光っている。 そのまま、長い睫毛のすぐ横の鼻筋に触れて、唇に触れた。 抑えきれない欲望が溢れ出す。 蓮は首を伸ばすと、慶太郎にキスをした。 すぐに舌を絡める。 二人の息遣いと、艶めいたキスの音が響いていた。
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