喧嘩魚

俺とお前は喧嘩魚。寄れば争い、魚籠という名の地獄ゆき――

筑前助広

6分 (3,459文字)

7 18

あらすじ

幕末の足音も近付いてきた頃。隠居した老武士・桐山大炊介は、魚籠いっぱいに釣り上げた鮎を、塩焼きにしようとしていた。ただ一人、今は離れた友に食わせる為に――。 人生の黄昏を迎えた老武士たちのひと時を描く

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